Protein 2
⇧の記事では、プロテインについて
簡単に紹介しましたが、
ここでは「偏見」に関してぶった切ります。
まず多いのが、「肝臓への負荷」に関することです。
まず先に言いたいことは、
どんな栄養素でも過剰摂取は人体に影響が出ます。
タンパク質も例外ではありません。
しかしながら、タンパク質に関しては
上限値の設定がされていないのです。
過剰摂取とはだいたいどのくらいか?
ということになってきますが、
ある研究結果(このブログでは長くなるので端的に)では
体重1kgあたり4.4gのタンパク質を
半年摂取し続けても何ら人体に影響がなかったと
報告があります。
つまり、60kgの人なら約260gですね。
260gのタンパク質を摂取するには、
鶏胸肉で表せば、約1kg分です。
基本的に高強度の運動をしていて
しっかり筋肉を肥大したい人は、
体重1kgあたり2gのタンパク質摂取を
推奨していることがほとんどです。
1日に200g以上のタンパク質を摂取するのは
非常に難しいので、素人には
あまり真似はできないかと思いますので、
過剰摂取になることが難しいでしょう。
- 筋肥大目的→体重×2g以上
- 筋力向上・パフォーマンス向上→体重×1.5g程度
- 健康維持→体重×1g
を基準にすれば良いかと思います。
次に多いのが「プロテインを飲むと太る」
という意見です。
これも先に言っておきますが、
どんな栄養素でも摂取し過ぎると太ります。
行き場をなくした栄養素は、
脂肪として溜め込まれるか排出されるかです。
タンパク質はDITといって
消費するだけでも他の栄養素よりも
カロリーを多く消費します。
その量は炭水化物に対して6倍ほど。
太った原因は他にあるかと思います。
追加して言いたいのは、
プロテインを飲んだからと言って
太りはしませんが痩せもしません。
あくまで「タンパク質」という
細胞を構成するのに非常に大切な栄養素です。
筋肉を構成した結果、代謝があがり、
結果的に痩せることはありますが、
飲んだだけでは何ともなりません。
続く